理想の福祉国家モデルとは?福祉先進国の北欧スウェーデンやデンマークから学ぶべきこと
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3K」(きつい、きたない、給料安い)と言われて久しい介護業界。

離職率が高く、有効求人倍率の極めて高い介護業界。

人手不足が大きな社会問題になっているのに、抜本的な改革がない介護業界。

まぁ、魅力のないないづくしの感のある介護業界ですよね。

魅力もないのに、いくら求人を出したっていい人材は来ませんよね。

だからこそ、

魅力のある介護業界とは!?

について、もっと学んでいく必要が、我々一介の介護士から国家まで問わず、真剣に考えていく必要があると思います。

でも、学ぼうと思っても、良いモデルケースがないと、

「前例がない、前例がない。」と、出来ない理由を探してしまうのが、人の世の常だと思います。

だからこそ、我々はもっと世界に目を向けないといけません。

介護業界問わず、仕事やプライベート問わず、理想を追求するならば、

目標(GOAL)を設定し、今の現状を明確に理解し、そしてその差異を埋めるには何をしていくべきなのか?

を考える癖は非常に大切になります。

だからまずは、日本の介護業界の現状を知り、そして世界に目を向け世界を知り、そしてその中から今後の日本の介護業界の在り方を真剣に考える癖を我々介護士もつけていく必要があります。

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日本の介護業界のよくある現状とは?

介護業界のわずらわしい権力構造

私の感覚では、日本の介護業界には、以下のような権力構造が、まだまだそこかしこに存在しています。

つまり、入居者さんの健康管理については、すぐに医療が登場します。

そして、介護はその言いなり?になるような関係性が私の経験上では感じられました。

決してどこの施設もこうであるというわけではありません。

私自身が勤めてきた施設や、他の施設に勤める人の話を聞いていると、やはりこういう構造が多いという事です。

特養などの施設には、看護師さんが常駐しています。看護師さんも医療職であるわけなんですが、自身の経験や勘よりは、医師の判断に従わないといけません

看護師の判断で瞬時に対応できるかもしれない話でも、医師の指示を仰ぐ事で、その対応が遅れる事もあるわけです。

そして、その入居者さんの状態が悪化し、最終的に「きちんと介護していない!」と、

介護士の責任にされる!?

な~んてこともあるわけです。

お医者さんってそんなに偉いんでしょうか?

まぁ、頭が偉くないと医学部には行けませんから、偉いのは間違いないんですが。

ただ、日本においては、この医者を代表する医療職の権威というものが、非常に邪魔する時って多かったりします。

頭は賢くても、決して人として偉いわけではありません。

この暗黙の権威構造がある限り、一番下に位置する我ら介護士たちって、

「自分たちの頭で考える」事が減っていきますよね。

介護業界あるある?殿様?局様?悪しき慣習の踏襲

あなたの職場にもいませんか?

「明らかに社会一般的に考えてもおかしいだろ!?」という言動をしていても、上司からも経営者からもとがめられず、威張っているような影の番長のような存在が?

新規立ち上げなどで、職員全員がオープニングスタッフなどの場合は別ですよ。

昔からあるような従来型の施設の場合の話です。

私のいた職場などでは、特に多かったのが、

この業界はスピードが命です!

と言わんばかりの介護の速さをそんな人が推奨していたら、その組織はそう染まってしまいます。

そして、人手がいなくなると困るので、経営者も丁寧な介護をして欲しいと本当は願っていても、強く言えないのですね。

でも、こんな人は野放しにしていると、いつか大きな事故に発展するんですけどね・・・。

とにもかくにも、介護業界は職員を一新するくらいの勢いは必要です。

職員回転率と蓄積知の反比例

この業界は離職率がものすごく多いというのは周知の事実です。

そして、新しい職員さんが入ってきても、ほんの数日で辞めていく人が多いのも事実です。

だからこそ、長年働いている頼れる人が少ない組織が出来上がります。

つまり、その組織において、蓄積された経験値による知恵が上手く活用できず、いつまでたっても行き当たりばったりのような対応で、職員は困惑しないといけません。

この職員の入職・退職の回転率の多さと、蓄積値の有効活用は反比例してしまうのですね。

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北欧のスウェーデンやデンマークの介護の現状とは?

北欧と日本の介護士の権力の違いとは?

先に述べたように、日本の介護業界では、医師が最高の権力を持っている感が否めません。

施設には医師は常に常駐しているわけではありませんが、施設内では、医療職の看護師が権力振るうことがある場合も多いです。

看護師が言うとおりに介護士が動く・・・なんかおかしな話ですよね。

国家資格でもある介護福祉士が、なぜ助手(アシスタント)みたいな扱いになるのでしょうか?

それだけ我が国では介護士の権力が認められておらず、そして実際力もないんです。

逆に考えると、権限を認められていないからこそ、「学ぼう!力をつけよう!」という気持ちも削がれますよね?

私が過去にいた施設では、主任には看護師しかなれないという施設もありました。

介護士はせいぜい副主任どまり。それが嫌で退職していく人もいました。

こんな権力構造が、日本にはまだまだそこかしこにあるんですね。

北欧の介護士は公務員ならではの好待遇?

北欧は日本とは違い、介護士の権限が強く認められています。

そして、介護士が公務員である国が多いのです。

我々のような民間人や家族が、介護をする事がほとんどありません。

ゆりかごから墓場までのように、要介護になっても国が面倒を見てくれます。

そりゃ介護士が公務員であれば、人手不足にはならないですよね。

公務員だからこそ介護は買い手市場?

日本の介護の人材不足の大問題は、数字にも顕著に表れています。

全産業の有効求人倍率が、約1.5倍くらいなのに対し、

介護業界の有効求人倍率は、約4倍となっています。

つまり、1人の職員を4社が競って奪い合うような状況ですよね?

今はバブル期!?と勘違いしそうですが、最下層に位置する薄給の介護業界がバブっているわけもありませんよね・・・。

しかも、この業界は、「介護は他の業界で通用しなかった人が行く最終手段」などと揶揄されることもあります。

つまり、優秀な人材どころか何かしら問題を抱えている方が多い事が想定されるわけです。

そういう人1人を数社で奪いあうって・・・おかしな国ですよね?

売り手市場が生み出す闇です。こんな状況で良い介護が出来るはずもありませんよね?

日本の介護は福祉先進国から何を学びどう変革していくべきか?

良い介護士の獲得には買い手市場は必須

先ほども述べましたが、介護業界も買い手市場になって、会社側が職員を選べるようにならないと、もちろん良い人材はとれません。当然です。

質の良い介護をしようと思ったら、介護業界が「行き場を失った求職者の受け皿」になっていてはいけないのです。

この人手不足を解消する為に、細かい選別なしに、ありとあらゆる人材を投入しようとしているのが今の日本です。

外国人労働者や刑務所からの出所した社会復帰者の受け入れなどでも注目されているのが介護業界です。

あくまで「人材不足」を解消するためだけに、特に目立った整備もなく、これを進める事の恐ろしいこと・・・。

この状況が、老後に夢も希望も抱けない人が多い事の一翼を担っているとも言えます。

介護士に責任と権限を

北欧の国々のように、日本でも介護士にはしっかりと権限を与え、自分たちでしっかり考える癖を付ける事が大切です。

「結局考えたって一緒じゃん・・・。」

といった空気感のある組織の構成では、絶対に成長できません。

まずは私たち介護士が、しっかりと介護の力をつけることが必須です。

さいごに

日本でも介護士は公務員に!?

となればちょっと救いはありますが、まぁ、ありえないでしょう。

日本はどちらかと言うと、色々な社会の機能を民営化していく方向です。

だからこそ、いずれその社会機能マヒは起きるでしょう。

現状、介護業界ではその社会機能マヒが起こっているのかもしれません。

だから、介護職の公務員化などには期待せず、民間でも公務員並みに満足感や安心感を持てるようにするにはどうすればいいか?に最大限に知恵を絞るほうがいいと思います。

社員の期待する思いと、経営者の思いとでは、やはり多々ズレがあります。

社員は、

「(経営者は)もっとこうして欲しいよな・・・。」

と思っていても、

経営者は、

「こんなにしてやっているのに・・・。」

と思っていたりします。

そのズレを上手く合わせていくのが、リーダーや主任などの中間管理職の人の仕事でもあるわけです。

私たち介護士が力をつけ、労使お互いがWIN-WINになれる要素を、少しでも増やしていきましょうね。

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