


尿路感染症の原因と高齢者介護のオムツとの関係ってはがゆくもどかしいですよね?
介護現場に勤める介護士さんならわかって頂けるかと思います。
この記事では、別に介護士さんでなくても、尿路感染症の原因と高齢者介護のオムツとのはがゆ~い関係について書いていきます。

と悩む介護士さんは共感して頂けるとおもいます。
この記事で得られる情報
✅尿路感染症と高齢者介護のオムツとのはがゆい関係
目次
尿路感染症の原因とは?
尿路感染症の原因となる直接的な理由は?
尿路感染症の原因となる直接的な理由は、尿道への細菌やウイルスの侵入がほとんどだそうです。
その中でも、代表格なのが、
大腸菌
です。
尿路感染症の原因として、大腸菌が尿道から侵入するという事を書きましたが、この大腸菌はその字のとおり、主に大便からの侵入です。
そして、尿路感染症は、女性の方が発症しやすいという特徴があります。
尿路感染症の原因となる間接的な理由は?

尿路感染症は女性に多いという事が言われています。
簡単に理由を挙げると、
✅肛門から尿道までの距離が近い為、大腸菌などの細菌が侵入しやすい
ということです。
体の構造上、仕方のないことなんですね。
だから、オムツの中で排便があった場合、女性は便の位置から尿道までの距離が近いから大腸菌も尿道に侵入しやすいということなんですね。
尿路感染症の原因と高齢者介護のオムツとのはがゆい関係
尿路感染症の原因と高齢者介護のオムツとのはがゆい関係とは?
尿路感染症を原因に、高齢の入居者さんが入院されたりすると、



などといった攻撃を、現場をよく知らない上司からくらってしまう場合もあります。
尿路感染症の原因のほとんどが、大腸菌であると言うのならば、便が出た瞬間にオムツ交換をし、綺麗にしてあげればいわけです。
しかし、そんなわけにもいきませんよね。
2~3分おきにオムツ交換を行うような施設なら大丈夫でしょう。
でも、現実問題として、オムツ交換なんて数分おきにするものではありません。
そして、排便してから、臭ってくるまでのタイムラグもあります。
人手不足の介護現場では、どうしても排便の発見さえも遅れてしまっている事がほとんどじゃないでしょうか。
また、寝たきりになると、廃用症候群になり、どうしても便秘がちになります。
そして、強い下剤をのまされたりしようものなら、
カラダじゅうが便の海!?
なんてこともあるわけです。
だから、
排泄ケアを科学的根拠に基づいて取り組んでいく
ことって、間接的に尿路感染症予防にもなり、とっても重要なのですね。
尿路感染症の原因と高齢者介護とのはがゆい関係|その他
また、高齢者は加齢と共に、喉の渇きを感じにくくなります。
「暑い」という気温にたいする感覚も鈍くなります。
よって、
水分の摂取量が少ない
人が多いのですよね。
人間は、水分摂取が少ないと、カラダに色々な症状が現れます。
尿に関する事も同様に、水分が少ないと、
体内に侵入した細菌などを洗い流せない
という事になります。
だから、カラダの弱い高齢者は、
✅尿路感染症が治りにくい
という事が多いわけです。
尿路感染症の原因と高齢者介護のオムツとのはがゆい関係|まとめ
尿路感染症の原因と、高齢者介護のオムツのはがゆい関係を解説してきました。
まとめると、
✅大便からの大腸菌が尿道に入ることによってなりやすい
✅排便があれば、オムツ交換を適宜行い清潔を保つことが必須
だが
瞬時に完璧には対応出来ない・・・
という事でした。
科学的根拠に基づいて、排便コントロールでトイレで自然排便が出来るようになれば最高ですが、現在の介護業界の実態としては、かなり難しいでしょうね。