
介護業界は3K業界と言われ、「きつい」「汚い」の次に「給料安い」と言われてしまうほどの「3K」です。
処遇改善手当が支給されるようになってから、少しはマシになった介護職のお給料ですが、それでもまだまだ生活するには大変な額ですよね。
今回は、そのお給料について、介護職は就職する際の面接時がとても重要になるというお話です。
なぜ最初が肝心なのか?という理由について説明していきます。
目次
介護業界は昇給が少ない
介護業界の昇給の現状は?
あなたがもし、介護業界にお勤めであれば既に実感されていると思います。
介護業界って、昇給がない年もあれば、数百円単位でしか上がらない年もよくありますよね。
って真剣に思ってしまう人も多いのではないかと思います。
これ、このご時世にやばすぎでしょ?
昇給が少なすぎる業界だからこそ
だからこそ、最初が肝心になってきます。
つまり、最初の段階で基本給を高めにスタート出来ていたら、昇給率が芳しくなくても、多少は気分がマシです。
面接時に給料は上げてもらえるのか?
結論から言うと、上げてもらえる可能性は高いです。
自分の経験からも言えますが、なにせ、人出不足ですからね。
施設のプラスαの収入である「加算」の関係もあり、「介護福祉士を持った正社員」なんて、喉から手が出るくらい欲しいわけです。
基本給はボーナスに影響を大きく及ぼす
ボーナスの額は基本給によって左右される
などと求人票にも書かれていることもありますよね。
このボーナスって基本給に対して掛けられているんですよね。
だから単純に、基本給が少ないと、ボーナスも少なくなります。
だから、ボーナス査定で、自分よりも評価が低かった同僚に、支給額では負けてしまう可能性だってあるのです。
ボーナスは会社側のサジ加減で増減できる
そして、ボーナスというやつは、就業規則に明記する必要がないので、書いていない会社がほとんどです。
つまり、「支払っても支払わなくても、労働基準法的に問題ない。」とうことです。
しかし、ボーナスの支給がない会社には社員は集まりませんよね。
だから、業績により支給といったような形をとっているわけですね。
つまり狙うはやっぱり・・・
「ボーナスは会社側のサジ加減によって増減できる」
と聞いたら、やっぱり肝心になるのは「基本給」ですよね。
この基本給は、就業規則に「給与規定」なるものがあり、労働基準監督署に届け出をしているはずですので、簡単に下げるなどは出来ません。
保証されている給与なのです。
だからこそ、就職の段階から、この基本給の額に対しては意識を高く持っておく必要があるいわけです。
面接時の事なんてみんな覚えていない
面接時に給料のことなんて聞けない?
と、あなたは思われるかもしれません。
しかし、ここは自分の頭に固執せず、他人をよく知りましょう。
面接する側をたくさん経験してきた私の意見としては、
「結構、みんな面接時にお金のこと聞いてますよ。」
です。
面接はお互いが気持ちよく働くための交渉
日本では、まだまだ「契約」という文化が浸透していません。
精神論めいた話が大好きな国民性ですもんね。
それはそれで素晴らしいことなのですが、現実問題、
就職も契約です。結婚も契約です。
だから契約違反した方が負けるのです。
その為に、契約違反をしてしまう事がないように、こういった大事な話は、お互いが納得いくまで話し合って決めるべきだと私は思っています。
そして面接時のことなんて覚えていない
と思う気持ちはとてもわかります。私も同じです。
しかし、みんな他人のことなんて、ほとんど覚えていません。というか、自分の事で精一杯で、他人にあまり関心がありません。
大丈夫です。勇気がいるのは一瞬だけです。
まとめ
介護業界でのお給料の額は就職面接の最初が肝心な理由について書いてきました。
これは、これから転職しようとしている人には、本当に大切な話です。
施設側は「いかに人件費を安く抑えるか?」ばかり考えていますからね。あなたが給与面での要求を何もしなかったら「ラッキー」「経費を抑えたオレの実力」程度にしか思っていません。
それであなたの評価が上がる事はありません。
だからこそ、いい仕事をするために、しっかりと交渉しましょうね。