最強PDCAサイクルとは?介護現場でよく見るのに使っていない宝物!?
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「PDCAサイクルってなにですか?そんなに大切なものなんですか?」

「とっても強力じゃ、そして、介護士さんなら得意なはずじゃよ♪」

PDCAサイクルをご存知でしょうか?

介護士さんは

「なんか聞いたことあるけど、何だっけ?」

という人が多いでしょうか?

既に毎日のように活用されている方にとっては、当たり前の話で申し訳ありません。

しかし、私が介護業界に入って何か所か介護事業所を転々とする中で、大きなカルチャーショックを受けた一つに

「PDCAサイクルが全く活用されていない。」

という事がありました。

この記事では、PDCAサイクルを介護業界ではよく目にしているにも関わらず、ほぼ使われていない事実や、適切な使い方について触れていきます。

PDCAサイクルは、自分のものにしたら最強の方法ですのでね。是非チェックしてくださいネ♪

この記事で得られる情報

✅介護現場ではPDCAサイクルをよく目にするのに使っていない事実

✅PDCAサイクルの適切な使い方

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PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは?

では、PDCAサイクルの「PDCA」とは何なのか?というと、

P:PLAN(計画)

D:DO(実行)

C:CHECK(評価)

A:ACT(改善)

のそれぞれの頭文字をとったものです。

仕事や問題事を進める際に、この4段階のステップをグルグルと繰り返すことによって、継続的に改善しブラッシュアップをするという手法の事です。

PDCAサイクルを使わない仕事はどうなる?

あなたが介護業界にお勤めであれば、PDCAサイクルのような手法を普段の業務において使用されていますでしょうか?

例に漏れず、私が過去に勤めてきた施設においても、この手法を使用し、常に業務改善に取り組んでいるような施設はありませんでした。

場当たり的というか、その場しのぎの対応をしている事業所さんが多かったように思います。

計画的に行動し、評価し、改善し、また計画し・・・といった流れを持った介護現場はほぼ皆無でした。

でも、既に当たり前のように頭に体に染みついている人にとっては、何てことない話ですが、この手法ってとっても大事ですよね?

PDCAサイクルは介護業界で必須!?

介護業界においても、現在は、

科学的介護 = 根拠(エビデンス)が大切

という事が強く言われるようになってきています。

当たり前の話ですが、適当な仕事ではいけないのです。

介護は「人」相手の仕事だからなおさらです。

介護は、全てが科学で片づけられるような仕事ではありませんが、科学的要素が強い部分においては、科学的根拠に基づいた仕事が求められるのです。

その為には、詳細に計画を立てて、実践し、経過を見て、改善していくという流れは必須となります。

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PDCAサイクルは、実は介護現場で使っていた?

矛盾するような事を言いますが、介護現場では、ほとんどPDCAサイクルが活用されていないと言ってきましたが、実はどこの介護現場でも当たり前のように使っているんです。

何だと思われますか?すぐにわかるい人は鋭い人ですね。

介護に携わる人なら、誰もが目にしたことがある、

介護過程

です。

介護保険法に基づく業を営む介護施設には必ず、『介護過程』というものがあります。

ある入居者さんを支援していくにあたって、

❶アセスメント

❷ケアプランの立案

❸サービスの提供

❹モニタリング

といった手順を普通は踏みますよね?

この流れがまさにそうなんです。

この部分は主にはケアマネージャーさんの仕事の範疇ですが、

「〇〇さんの対象期間中のこのケアプランどうでした?」

とケアマネさんから意見を求められたりと、現場の介護職員さんも大きく関わる話ですよね?

これがまさに、PDCAなんです。

PDCAサイクル、介護士はこう使おう!

PDCAサイクル、介護士はこう使おう!|利用者のケアの分析と改善

PDCAサイクルを介護士が使う場合においては、やはり利用者さんのケアに関する事が良いと思われます。

例えば、尿路感染症で入院してしまった利用者さんがいらっしゃるならば、

「尿路感染症にさせないようにするにはどうしたらいいんだろう?」

という疑問がまず一番大切な出発点となります。

そして、尿路感染症になる原因や症状などの情報収集をし、予防の対策をたてます。

すると、

「尿路感染症は、ほとんどが大腸菌が原因なのね?」

「なら大便が尿道に回らないようなケアが必須ね?」

「水分の摂取量はどれくらいかしら?」

「新人さんには、排便時のオムツ交換の指導が出来ているかしら?」

「看護師さんにも強い下剤は控えてもらうよう掛け合ってみよう!」

「出来るだけ、便秘にならないよう、自然排便が出来るよう取り組んでみよう。」

こういった発想が生まれ、チームで計画(P)を練り、実行(D)に移し、評価(C)するという流れが生まれます。

その中で、

「ここはこうしたほうがよかったかな?」

という点があれば改善(A)していくのです。

これを繰り返すだけで、科学的な介護の実践が出来ていきます。

PDCAサイクル、介護士はこう使おう!|業務改善

利用者さんのケアだけに限らず、業務の改善にも当然使えます。

特養などの業務内容も多く、利用者さんも多いような介護現場では、時間の使い方を特に考えないといけません。

✅オムツ交換の効率の良い回り方

✅食事の配膳の効率の良い仕方

✅入浴介助の効率の良い行い方

etc・・・

など上げればキリがないのです。

本当に時間との闘いです。

介護現場でもよくあるのが、

「ちょっと試しにやってみよう。」

という発言はよく聞かれます。

つまり、「P」と「D」まではやるんです。しかし、その後がないんですよね。

「この前の会議で、入浴介助の手順を変えて効率的になったね。」

「でも、利用者さんが湯舟に浸かれる時間はもうちょっととれそうな気がするよね。」

「そうだね、まだムダな時間がある気がする。」

と評価して改善につなげることが大切です。

PDCAサイクル、介護士はこう使おう!|マネジメント

介護主任さんや介護リーダーさんになると、人材育成やシフト表などでも特に頭を悩まされますよね。

「新しい新人育成マニュアルはどう?問題ない?」

「新人の〇〇さんの場合は、全くの未経験だから、もうちょっと細かく書いてあるほうがいいんじゃないかな?」

「そうね、ここ大事なところよね。改善、改善!」

といったようなことや、

「シフト表作成マニュアルを改善してみたんだけど、どうだった?」

「あ~、わかりやすかったですよ。以前は2日かかってましたけど、あれだと1日半で作れそうです。」

「よかった、なら今度は1日で作れるようなマニュアルを目指そう!」

といったように、常にブラッシュアップしていくことに使えるわけです。

最強PDCAサイクルとは?介護士は得意なのに使っていない!?|まとめ

PDCAサイクルというものは、介護業界に関わらず、誰でもごく自然に使っているものです。

しかし、仕事においては特に意識して行わないと、先述したように、

「とりあえずやってみようよ。」

と言って実行してみたはいいものの、そのままになってしまう事が多いのです。

こうなると、いずれまた逆戻りしたり、目に見えての過去との比較が出来ないので、仕事においては、

「わざわざ会議で時間とって話すことでもなかったんじゃないの?」

「目に見えた改善結果もないのにどうやって上司に評価してもらうのよ?」

といった不満にも繋がりかねません。

会議の開催をしたりするチームリーダーのような立場の方は特に意識して行うほうがいいですね。

 

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