【吃音が理解されない原因】に苦しむ理由とは?もっと楽に生きる方法はないの?
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吃音者なら絶対に一度は思ったことはありますよね?

吃音者
「どうして吃音(どもり)の苦しみを理解してくれないの?」

吃音者
「こんなに辛いのに・・・。」

吃音者
「マネしたりしてバカにするなんて信じられない・・・。」

私も吃音(どもり)を理由に自殺まで考えてしまっていた頃は、

「理解して欲しいーーー!!」

思いがとっても強すぎたことをよく覚えています。

この記事では、”吃音(どもり)が理解されない原因”を解説すると共に、吃音(どもり)が理解されない”原因に苦しむ理由”についても言及していきます。

そして、”吃音(どもり)が理解されない原因に苦しむ人たち”が、少しでも楽に生きられるように、参考になる方法をお伝えします。

    この記事で得られる情報

    ✅吃音が理解されない原因
    ✅吃音が理解されない原因に必要以上に苦しむ理由
    ✅吃音が理解されなくても楽に生きる方法

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    【吃音が理解されない原因】とは?

    吃音が理解されない原因~その①| 人は目に見えないものを理解できない

    吃音が理解されない原因の一つ目は、

    「人は目に見えないものを理解できない」

    というお話です。

    質問者
    「でも、吃音って明らかにどもっているわけだから、目に見えるじゃないですか?」

    296
    「吃音自体はそうじゃの、しかし、心の動きは目にみえておらんじゃろ?」

    吃音者を悩ますのは、その吃音の症状自体ではなく、そこから発生する社会的な不利益や心の悩みの方が大きいですよね?

    また、どもっている最中の本人は、死にたくなるくらいの思いで恥かいて喋っていますよね?

    しかし、その時の表情は苦笑いのような表情であったりするんですね。

    自分の表情なんて自分では見ることが出来ないですからね。心とは裏腹な表情を作っている場合が多いです。だからわからないんです。

    相手にはそんなに悩んでいるようには映らないわけです。

    だから、今自分がどんな心境でいるか?を理解してもらう事など到底不可能なのです。

    吃音が理解されない原因~その②| しゃべれる時があるから緊張と勘違いされる

    吃音者は完全に言葉を失っているわけではありませんよね?

    時と場合により、喋られる時と喋られない時がありますよね?

    これがまた吃音者を悩ますのですが・・・。

    また、私たち吃音者はどちらかというと、人前で喋る時は、言い換えや置き換えなどのテクニックを使って普通に話すようにしてしまいますよね?

    だから、ある時、言い換えや置き換えのテクニックなどが出来ない場面では激しくドモってしまってしまいます。

    そんな光景を目の当たりにしている友人や同僚からしてみれば、

    「緊張しているんだな?」

    程度にしか思えないわけです。

    これは仕方のないことなんですね。

    吃音者でない人の脳には、

    「緊張していなくても、普通に喋れないことが多々ある」

    なんてプログラムはインストールされていないのですから。

    吃音が理解されない原因~その②| みな自分が一番大好き

    吃音に苦しむ最中は、ついこのことを忘れてしまいがちになります。

    吃音者
    「辛いんだ~、辛いんだ~、とにかくワタシが辛いんだ~。」

    と嘆いてみせられても、

    非吃音者
    「いや、ワタシも色々と辛いんだけどなぁ・・・。」

    となるのが人間ですよね。

    人間みな自分のことが大好きで、自分に一番関心があるのです。

    当然ですよね?

    だから、相手の関心を自分にばっかり引こうとする行為はほぼ失敗に終わります。

    これは、相手が親であっても、ほぼうまくいくことはないでしょう。

    親というものは、

    「子供の問題を解消することによって、自分の不安を消したい生き物」

    なんです。

    これは一見「子供のため」のように見えますが、「親のため」ですよね?

    関心は自分に向いています。

    「良いor悪い」の話ではなく、親ってそういうものなんです。私も子を持つ親だからよくわかります。

    それだけ「相手に関心を寄せる」って難しい事だということです。

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    【吃音が理解されない原因】に苦しむ理由とは?

    吃音が理解されない事に苦しむ理由| 理解を求めすぎる心

    吃音が理解されない事に必要以上に苦しんでしまう理由は、ズバリ、

    人に理解を求める心が強すぎる

    のです。

    上の項目【吃音が理解されない原因】で見てきたように、

    吃音がない人に吃音のことは全く理解できない

    のです。

    求めれば求めるほど人は遠ざかります。

    そして返り討ちに合います。

    そして、また傷つきます。

    「人は目に見えないものは理解できない」ということを認めてあげましょう。

    ムダに精神をすり減らし、余計ないさかいまで作ってしまうようなことはやめましょう。

    吃音が理解されない事に苦しむ人が楽に生きる方法は?

    吃音者が楽に生きるためのマインドセット| 常識の違いを”しっかり”認める

    ここまで見てきたように、吃音者の苦しみを吃音者でない人に理解してもらう事など、

    ハッキリ言って無理!

    なことはわかってもらえたかと思います。

    それは逆に、

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    「あなたは他人の気持ちを深く理解することがデキるか?」

    という事と同じです。

    「同じ人間なのに、常識ってここまで違うもんなんだ・・・。」

    「そりゃ、理解し合えないな・・・。」

    を少しずつ理解できていく時に、他人を理解でき、他人を許す事ができ、そして自分のことも許すことができます

    そのためには、たくさんの人やたくさんの書物、たくさんの経験との出会いが必要になります。

    吃音者が楽に生きるためのマインドセット| 吃音の悩みは次元が高すぎる?

    そもそも、私たち一般人より、よっぽど頭の良いお医者さんや科学者さんが、長い年月をかけて研究してきても理解できないものなんですよ。

    一般人がちょっと聞いただけで理解できるわけがないのです。

    つまり、

    「こんな高度な次元の話を普通の人間に理解してもらうのは、そもそも無理がある」

    ということを私たち吃音者がまず理解する必要があるという事です。

    【吃音が理解されない原因】に苦しむ理由とは?| まとめ

    吃音が理解されない原因をまとめると、

    吃音が理解されない原因

    ✅人は目に見えないものを理解できない
    ✅しゃべれる時があるから緊張と勘違いされる
    ✅みな自分が一番大好き

    という事でした。

    そして、吃音が理解されない原因に必要以上に悩んでしまうのは、

    吃音が理解されないことに必要以上に悩んでしまう理由

    ✅理解を求めすぎる心

    でした。

    また

    吃音者が吃音が理解されなくても楽に生きるためのマインドセットとして、

    吃音が理解されなくても楽に生きるためのマインドセット

    ✅常識の違いを”しっかり”認める
    ✅吃音の悩みは次元が高すぎる?

    ということが大切であると述べさせていただきました。

     

    私たちは子供のころから、道徳などの教育の中で、「理解し合うことの大切さ。」を説かれます。

    「理解し合う事」は確かに大事なことです。

    しかし、理解し合うことが大事だと教えられるから、理解を求めてしまうとも考えられます。

    理解し合うことの大切さを教えると共に、

    「違いを認める事の大切さ」

    を教える教育がもっと必要なんだと思います。

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