
どの業界でも「あるある」ってありますよね?
出来れば、自分自身がその業界に就職する前に、出来るだけ細かく正確な情報が欲しいものです。
この記事では、「介護施設あるある」の中でも最近特に大きな問題である、
利用者の行動によって職員が負傷を負わされた場合の
「労災」
について、介護士目線で書いていきます。
職員が受ける介護事故とは!?
介護業界の事を全く知らない人がまず理解出来ないのがこの問題でしょうね?
と疑問に思う人も多いと思います。
私も介護を始める前は想像したことなどありませんでした。
これ、よくあります。
これはもっと大きく取り上げるべきだと思いますが、若い女性職員への
「セクハラ」
もかなり多くあります。
日本人は、本当にキレイゴトが好きです。
「要介護者=弱者」
だと100%思いこんでいる頭の中お花畑な人が多いのが本当に罪です。
そして、介護士を寄ってたかって吊し上げる。
そりゃ人手不足になりますね。
職員が負傷した時の幹部の常套句
もし万が一、あなたが利用者の介護中に、いきなり噛みつかれたとしましょう。
もちろん出血し、歯型がクッキリ。時間が経過すると内出血し腫れてきた。
そんな状態の時に上司たちはなんと声をかけてくるか?
常套句として挙げられるのが、
なのです。
悲しいですね。
福祉の仕事をしてるのに、福祉施設なのに。
職員の負傷に関しては、
と、まるで
と言わんばかりに、まず職員のカラダの事を心配出来ない上司が多いこと。
これ、若い女性へのセクハラ問題でも同じように対応している上司いますけど、大問題ですからね。
利用者にケガを負わされて労災はおりる?
結論から言えば、労災はおりますし、労災で対処しなければいけない問題です。
ただ、客観的な事実を証明する証拠は必要でしょう。
「いつもは温厚な利用者で、他の職員が対応する時は機嫌が良いのに、自分が対応する場合のみ暴力を振るう」などは、対応の仕方をやはり問題視されます。
「誰が対応しても同じような言動、そして具体的な対策を練って対応していたのにも関わらず、、、」
といった具合にしておけば完璧でしょう。
そもそも結構なケガを負わされてるのに、労災の話一つも出してこない事業所はアウトでしょう。
でも残念ながらそんな事業所が多いのが現実です。
さいごに
耳を疑うような話ですが、職員が被害者になることは多々あります。
そして、職員の被害については、泣き寝入りが多いのも事実です。
「労災かくし」
などともいわれますが、企業、そして、特に福祉施設などはメンツを気にしますからね。
おいそれと職員のケガや事故に対して、「労災」の話は出してこないのです。
「事なかれ」にしたい気持ちはわかりますが、「労災かくし」は犯罪になりますし、なによりも、人手不足の事業所ほど、こういったことをしているのは間違いないです。
本当に安定した運営を望むなら、こういった地盤固めをしっかりとすべきですよね。