介護事故編「ここが変だよ」介護業界!内部ではこんなことが起こっていた!?
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「介護の事故って何なんだろう?」

「なぜ介護職員さんは事故に対して敏感になっているんだろう?」

介護事故というものをあなたはご存知でしょうか?

私はお恥ずかしながら、介護業界に入るまでは『介護における事故』という概念が全くありませんでした。

どんな業界でも、踏み込んでみないとその業界のスタンダードなんてものは見えませんよね。

この記事では、私が介護業界に入ったばかりの頃に『事故』について感じた大きなカルチャーショックを「ここだ変だよ介護業界」シリーズで書いてみたいと思います。

これから介護の仕事をする方は特に知っておいてくださいネ。

この記事で得られる情報

✅介護事故編「ここが変だよ」介護業界!
✅事故が発生した時に内部で起きていること

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介護事故編「ここが変だよ」介護業界|事故が起こると・・・

『介護事故』というものとは?

全く介護業界のコトを知らない人からしたら、

「介護現場における『事故』ってなに??」

って思わないでしょうか?

入居者
「トイレじゃ、トイレはどこかの?」

などと、お年よりが歩いていて転んで、

床にビタ~ン!!

などと「転倒」したなら、

「あぁ!、事故った~!」

なんて理解しやすいですが、私がまだ介護業界に入ったばかりの頃にカルチャーショックを受けた一つは以下のようなものでした。

「あぁ!!〇〇さん、ハクリしてるー!!!」

と、ある職員。

「えぇ~!!!?」

と周囲の他の職員も時間差で駆けつける。

「ん??ハクリ??とりあえず行ってみよう。」

と私も駆けつける。

すると、あるおじぃちゃんの腕に小さな傷があるのです。

1cmくらいだったかな?

薄い皮がチョロッとめくれて少し血がにじんだような。

私は正直

「な~んだぁ。ハクリって腕の皮が剥離したことか。それもこんな擦り傷程度か。」

などと思ったわけです。

 

「ここが変だよ」介護業界の『事故』スタンダード

しかし、そこから周囲の先輩職員さん達は、

「ったく、もうっ!・・・。」

と少々苛立ちながらも、慌ただしく動き出します。

私は後から知るわけですが、そのおじぃちゃんの小さな腕の皮の剥離は、介護業界では、

『事故』として扱われている

のです。

『事故』として扱われると、「事故報告書」という書類を詳細に記入する必要があります

また、事故報告ということになると、

「それが何故できたのか?」

そして

「今後、同じような事故を起こさない為に、どういう対策をするか?」

などの話を、カンファレンス(←簡単に言えば「対策会議」みたいなもの)を開き、協議の上決定し、書類にするのです。

また、家族様には事の次第を説明し、場合によっては謝罪します

(←ここが誰しも一番嫌がるところです。)

といったプロセスが必要になってきます。

私は初めてこのプロセスを見た時、正直、

「・・・はぁ!?」

と大きな衝撃を受けました。

「そんな擦り傷程度のケガ、ツバ塗っときゃ治るじゃん!」

「オレらこの世代の人らに、そうやって教育されてきたじゃん!」

「老人は赤ちゃんじゃないでしょ!?」

って思ったりしました。

でも、介護業界では、事故扱いがスタンダードなんですね。

 

介護業界の『事故』スタンダードがはらむ問題

現場職員さんが、『事故』というものに対してピリピリする意味がわかりました。

ただでさえ止まる暇がないくらい忙しいのに、事故報告書も事細かに書いて、会議も開いて、家族様にも説明・謝罪してなどの仕事がドドドっと増えるわけです。

そりゃ、『事故』に対してイラついてしまう気持ちもわかるわ~って思いましたし、

「ちょっと待って!〇〇さん、立ったらダメ~っ!」

スピーチロックをかけるのも仕方ないなと思いました。

スピーチロックとは、言葉によって相手の行動を制御することです。介護現場では日常茶飯事です。

【関連記事:スピーチロック(作成中)】

何でもかんでも定義するのもよくないかもしれませんが、スピーチロックと言うくらいですから、拘束の意味を持ちます。

つまり、スピーチロックは虐待の要素をはらんでいるのです。

だから、『事故』問題は、本当にもっと取り扱いを考えていかないと、いつか虐待に繋がる大きな問題を起こし兼ねないと私は思っています。

 

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介護『事故』の「ここが変だよ」介護業界|新人ビックリ!?内部ではこんなことが・・・

『事故』問題は、本当にもっと取り扱いを考えていかないと、いつか虐待に繋がる大きな問題を起こし兼ねないと述べましたが、以下ではその理由について書いてみたいと思います。

【関連記事:【業界事情】介護事故のバカらしい対応リアル|身に付けるべき対処法とは?(作成中)】

介護事故は『第一発見者』の責任ってマジか!?

まずは、介護事故は

『第一発見者』の「責任!?」

という問題です。

介護現場における事故対応は、最初に発見した第一発見者が一番状況を理解しているという点で、その人が中心になって事を進める点は理解できますよね。

これに関しては私もそう思います。

ただ、私が何か所か施設を渡り歩く中で感じたのは、まるで事故を起こした「責任」までもが、その第一発見者の責任にすり替わっているような感じがありました。

例えば、たまたま、あなたがある利用者の顔にアザを発見しました。

あなたはもちろん気になり、上司や同僚にも報告します。

あなたは事故発見の報告書も書き、カンファレンス(対策会議)も開き、その原因や対策も考えました。

とにかくゴソゴソとよく動き回られる利用者なので、どこかベッドの柵などでぶつけられたのだろうなと仮説をたてました。

上司や生活相談員へ家族様への連絡をお願いしたところ、

「いや、君が第一発見者で一番よくわかっているから、君が責任もって家族様へ連絡するべきだろ。」

と言い返されました。

内心、

「え?私がするの?」

と不服に思いながらも、上司からの指示だから、しぶしぶ家族様へ電話連絡しました。

あなたは、家族様へ事故の状況等を連絡し、顔にアザが出来てしまい、ご心配させてしまう事についても触れ謝罪もしました。

ご心配をおかけしてしまって申し訳ありません。」

介護士さんとしては、これで十分すぎる対応なのです。

しかし、その家族様からは、

モンスターファミリー
「はぁ?顔にアザが出来ているだぁ?お前ら虐待してるんだろ?今から見にいくからな。ガチャ・・・。」

との返答。

まぁ、こんな事がない事もないです。時々はこういった家族様はおられます。

しかし、こういった家族様がおられるという前提でリスクマネジメントをし、経営幹部が臆する事なく、

「問題対処はきっちりしてやるから、君は介護をしっかりやってくれ。」

という気概があれば、そこは良い施設であると言えます。

介護事故の責任逃れ問題

ですが、こういった問題に関しては、誰も事故に関わりたくないから、責任を負いたくないからという感情が働きますよね。

経営幹部の方ももちろん人間です。ですが、立場がある以上、しっかりとしていてもらわないと困ります。でも人間だから、そんな立派な人はごく稀です。

となると、その波が介護職員にも押し寄せて、責任のなすりつけ合いが始まります

アザがあるだけで犯人捜しが始まります。

場合によっては、早期発見でナイスプレーなはずなのに、

「第一発見者に責任がある。」

といったおかしな現象が現れる事もあります。

責任から逃れる事に必死な人間のさまは、本当に醜いものです・・・。

そう、まさに地獄絵図??。

そんな介護現場では良いケアは絶対に出来ません。

あなたも被害者になる可能性が高いです。

こんな

「自分の言動が職員を辞めさせているのかもしれない?」

と我を振り返ることの出来ない経営幹部ばかりの職場からは、去る事も視野に入れておいた方が良いでしょう。

【関連記事:【介護事故】逃げ姿勢の介護事業所が見直さないといけないコト】

 

そしてモンスターファミリーの存在

一時、学校業界でモンスターペアレントなる言葉がとっても流行りましたが、介護業界にもモンスターファミリーと呼ばれるような方々はおられます。

契約時に説明していても、いざ事故が起きると、

モンスターファミリー
「事故起こすなっていっただろ?損害賠償請求するからな!」

などと言ってこられる方もおられます。

「〇〇という奴が来たら、ここには入れるな!あいつは親父の財産を狙っている。」

などと、家族様の相続争いに巻き込まれたこともあります。

【関連記事:介護業界のモンスターファミリーとは?】

 

介護『事故』の「ここが変だよ」介護業界|そして、隠蔽体質の出来上がり!?

介護士はあくまで入居されている方の身の廻りの世話約であって、

食事、排泄、入浴、衣類の着脱、離床・着床などと、一日フル回転で働かないといけないわけです。

そんな介護士に何もかも責任まで押し付けている事業所があるのも事実です。

すると、

「なぜ自分たちばかりが責任を負わなきゃいけないの!?」

「自分のミスでもないのに報告しても怒られるだけだし。」

「もうなんかあっても黙ってようよ。」

「そうね、そうしよう。」

などと、

隠蔽(いんぺい)体質が出来上がってしまいます

そんな施設がいつか、虐待事例などを見抜けずに、職員の内部通報などもあって、すっぱ抜かれるのでしょう。

食事管理を怠ると太るように、怠慢のつけは必ず回ってきます。

 

介護事故編「ここが変だよ」介護業界!内部ではこんなことが起こっていた!?|まとめ

介護事故に関する「ここが変だよ」介護業界について書いてきました。

どんなに綺麗に取りつくろっても、内部ではこんなことが起こっている可能性が高いです。

離職率の高い介護施設などは、特にこういう問題を放置しています

利用者さんの『事故』なのに、ケガをした利用者本人の心配よりも、責任を逃れるために自分の身を心配するほうに力を入れている構図があることを。

そして、それは、経営幹部にこそ多いということを。

誰しも責任をとるのは嫌ですよね。それは同じ人間ですからわかります。

しかし、そんな人は人の上に立つ立場になってはいけませんよね。ましてや福祉業の経営などしてはいけませんよね。

そんな経営幹部が多い職場は、間違いなく職員の離職率は高いです。

そして離職率の高さを、新人を指導する介護職員の責任にしたり社会問題の責任にしたりします。

そして、無駄にリクルートにお金を使い、その無駄出費の分の責任をまた介護職員にお仕着せます。

経営者
「今季は求人や派遣にお金使ったからボーナスはありません!」

「ちゃんと新人を育てない介護職員が悪いんだ!仕方ないだろ!」

などと。

こうなったらもう終わりです。

福祉業界だからときれいなイメージを持ったらいけません。しっかりと自分の目で見抜けるように厳しい目を持っておきましょう。

【関連:私が介護業界で出会ったヤバイ経営者TOP3!こんな人からはダッシュで逃走しよう!】

 

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