子育てに悩む女性を理解する社会の実現が介護業界を救う理由とは!?
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日本も長年かけて女性差別問題に取り組んできた結果、だいぶ女性に対する差別というものは解消されてきました。

逆にフェミニズムが行きすぎて「男性がかわいそう・・・。」といった声が女性から聞かれる事もあるくらいです。

しかし、「子育て」や「子育てする専業主婦」についてはどうでしょう?これらを担っているのはまだまだ主に女性ですよね。

そして、そこにはまだまだ女性蔑視する社会の風潮はありますよね。

この記事では、介護業界を変えるには「子育て」というものをきちんと理解し、評価を見直す必要があるという視点から書いていきます。

 

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「子育て」に対するイメージを脱却できない様々な弊害

男性は「理屈脳」で女性は「感情脳」である脳メカニズムの違い

例えば奥さんが子育てについての大変な思いを打ち明けてきたら、旦那さんはどういう対応をするでしょう?

ほとんどが何らかの「アドバイス」をしたり、「手伝う」という行為で片づけようとしませんか?

でも、女性は、

「ただ、大変な気持ちを分かって欲しい。共感して欲しい。」

だけの事が多いんです。何かを解決して欲しいわけではありません。

 

でも男性はつい、

男性
「そんなものはこうすればいいんだ!」

などといったような上から目線でやっちゃいますよね。

それが「育児の大変さを理解できない。」ことの弊害になっていると思います。

政界という所は、まだまだ男性社会ですよね。だから「子育て」の大変さなどきちんと理解できる人などいないでしょう。

 

古き良き日本による弊害

「男は仕事、女は家事・育児」といった価値観がまだまだ日本人にはあると思われます。

別にこの価値観を否定しているわけではありません。むしろ考え方のベースとしては賛成です。

しかし、これは男女の特性を活かした分担という意味からのお互いを尊重した価値観であれば素晴らしいことだと思いますが、どちらかを非難するための道具としての価値観であれば、弊害そのものだと思われます。

日本ではこの後者の方がよく目立ちます。

「家事・育児」と一緒にされてしまっている弊害

次項でも述べますが、「家事」と「育児」は全くの別物です。

「家事」ってある意味、働いてるサラリーマンでも出来ることです。

しかし、育児はそんな生易しいものではありません。

「医療」と「介護」も一緒にはされませんよね。同じ「命」という一番尊いものを預かる仕事なのに、「介護」や「保育」などの社会的評価は低いものですよね。

「介護や保育は生産性がないから給料安くて当然」などと言う人までいる始末です。大きすぎる弊害ですよね。

 

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「家事」と「育児」は全く違う!

「家事」と「育児」は完全に別物です

先述しましたが、よく「家事・育児」って一緒にされていますよね。

介護の世界でも「家事援助」と「身体介護」って全く別物です。

アルバイトでヘルパーに行く場合など、「身体介護」の方がだいぶ高い自給をもらえてましたよね。

でも子育てって相変わらず「家事・育児」って一緒のような扱いにされていますよね?育児の経験のない方にはわからない話ですが、家事と育児は全くの別物です。

そこを理解していないと、育児で専業主婦をしている女性の辛い気持ちなど全く理解することは出来ないでしょう。

家事は「労働」、育児は「支配」

では、「家事」と「育児」とでは何が違うのか?

それは、自分でコントロールできるか?によります。

「家事」は「何時にこれやって、何時にどこどこ行って。」と自分で時間をコントロールできます。しかし、育児は完全相手のペースです。

また、その相手が命に関わるような事をしてしまうかもしれないわけです。そんな相手に24時間振り回されながら巧く時間をコントロールし、その隙間隙間の時間に家事をこなしていくわけですから、支配されているといってもいいと思います。

ありえない話ですが、もしあなたが働く会社が例えば「実働8時間、拘束24時間。」などといった労働条件だったら絶対嫌でしょ?

育児と介護の理解されない共通点

社会で低評価されている代表的なものに「育児」と「介護」があります。だから保育士さんや介護士さんは給料低いですもんね~。

責任重大なのに評価が低いもんだから給料も安く、おまけに「楽な仕事だ」とイメージをつけられ、結局は職離れしていき人手不足の社会問題を生んでしまった。社会や政治家が作った責任は大きいですよ。

育児に奮闘する奥様にイラついてばかりの旦那様は、言うなれば、介護職員に「なんでこんなことも出来ないんだ?常識で考えたらわかるだろ?」と言っている経営者や事務方の人間と同じですね。要は「思いやりと想像力の欠如」です。

 

育児の大変さを理解した人が総理にならないと世の中は変わらない?

小泉進次郎氏に期待!?

いま、小泉進次郎氏が、滝川クリステルさんとの間に第一子が生まれるということで「環境大臣が育児休業をとるのか?」という事で注目されていますよね。

特にご年配の政治家さんや、お父さんの純一郎さんまでも批判していましたね。

しかし、進次郎氏は、いずれ総理大臣になる人だとの目されている人物です。

別に「大臣に休みを!」の視点ではなく、視察ではありませんが「子育ての大変さや素晴らしさを理解する」という視点で育児休業を推進したらどうですか?と私は思います。

メッセージ性の強い政治家が「子育て」支援を訴えるべし

もちろん、小泉進次郎氏がいずれ総理になったとして、子育て問題に言及しないようでは今回の育児休業も「何をしていたんだ!?」となるわけです。

しかし、進次郎氏はあのパフォーマンス性で名高い純一郎氏の息子さんです。きっと父親ゆずりのメッセージ性はあると思います。

そんな人に自身のリアルな子育て体験を活かし、もっと子育てしやすい日本の発展に寄与して欲しいと考えています。

まとめ

介護業界が変わるには、子育てに悩む女性を理解する社会の実現が最優先な理由について視点を変えて書いてきました。

育児問題については、大きな転換点に来ていると思います。

先ほども述べたように、未来の総理大臣有力候補である小泉進次郎氏が育児休業を取るか否かというポイントは超重要だと思われます。

私は別に自民党支持者というわけではありませんが、ここを国民が推してあげなければ、日本はいつまでも「高齢者に優しい国」のままで衰退していってしまう恐れもあるでしょう。

「超少子高齢社会の日本」「子育てしにくい日本」「学力低下の日本」などから脱却し、若者が活気ある日本にするためにも、国民は政治家を教育するような目も持たないといけないと思っています。

 

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