
「旦那が介護職で恥ずかしい・・・。」なんて口に出して言えないから辛いですよね?
働いてお給料をもらってきている旦那に
なんて普通は言えないですよね?
さて、この考え方はおかしいのでしょうか?
この記事では、「旦那が介護職で恥ずかしい」と悩むことは、おかしいのか否か?また、「旦那が介護職で恥ずかしい」と悩み続けなくていい方法について書いていきます。
この記事で得られる情報
目次
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思うのはおかしいのか?
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思うのはおかしいのか?の結論
妻子持ちの介護士の私が結論を言いますが、「旦那が介護職で恥ずかしい」と思うことは、
「全くおかしくありません」
旦那が介護職では恥ずかしいんです!
私がもし女性ならば、介護職の夫ならば、正直、恥ずかしいです。
別に自分の職業を卑下しているわけではありません。
日本人が持つ「介護」に対するイメージの事を言っています。
イメージ付けが悪すぎるんです。
そして、そこには決定的な理由があるのです。
あなたの罪ではありませんし、介護士の男性の罪でもありません。
「旦那が介護職で恥ずかしい」・・・を逆の立場で考えると・・・
例えば、今この記事を読んでくださっているあなたが男性である場合、もし仮に奥さんが以下のような職業へ就く場合、どう思いますか?
✅水商売
✅土建屋
誤解のないように言っておきますが、私はこのような職業に就いている女性を恥ずかしいなどとは全く思っていません。
むしろ逆に私はこのような職業の人たちを尊敬しています。
割り切り感と体張っている感がハンパないですからね。
1人の人間として尊敬します。
給料が少なくて嘆いているような私たち介護士は、爪の垢を煎じて飲ませてもらわないといけないくらいです。
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思われてしまう介護の仕事ってなんなの?
「介護」の仕事って、ぼんやりとしたイメ―ジでとらえられる傾向があります。
仕事内容も責任も、色々なことの境界線があいまいなんですね。
だから、色々な意味で舐められます。
研修も受けていない介護士に、
と平気で医療行為をさせる看護師もいます。
逆に介護士が正当な意見を言ったとしても、
と子供じみたことを言う看護師もいます。
実際の「介護」の仕事は、やりがいはとてつもなく大きく、専門性や責任感もとっても必要です。
しかし、実態と周囲のイメージのギャップにより、全員が自信を持てる職業ではないのは事実です。
私はいっそのこと
と思ったりもします。
職業の名前を決める時って重要ですよね?その後のその業界の就業人口でさえ左右してしまいますから。
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思わせてしまう理由
「旦那が介護職で恥ずかしい」理由~その①| お年寄りの下の世話
「介護」と聞いて、一般の方がまず思い浮かぶのは
「オムツ交換」
ではないでしょうか。
とは、普通は胸張って言えませんよね?
オムツ交換なんて看護師さんもするのですが、看護師さんはカッコイイ職業イメージありますよね?
不思議ですね~。
「旦那が介護職で恥ずかしい」理由~その②| 安い給料
これも言わずもがなですよね。介護の「3K」は「給料が安い」の「K」も入ると言われているほどです。
過去何年間にもわたり、段階的に『処遇改善交付金』という国の制度により介護士の賃金が引き上げられてきていますが、それでも尚、低賃金の感は否めませんよね。
おまけに「介護士の賃金改善のための公的なお金」を上手に?搾取するあくどい事業所も多いのが事実です。
これ、福祉業界の事業所の話ですからね。いったい「福祉」とは何なんでしょうね?
「旦那が介護職で恥ずかしい」理由~その③| 誰でも出来る仕事イメージ
介護職の仕事は、よく
などと言われるコトが多いです。
特にお年を召していても、世間知らずな男性が、こういう事を言っている傾向が強いように思います。
政治家や影響力のある著名人までが、同様のことを言ってしまっている始末ですから、まぁ仕方ないですね。
「旦那が介護職で恥ずかしい」理由~その④| 子供がなりたくない職業ワースト
介護職は子供たちのなりたくない仕事にもよくワーストに登場してきます。
そもそも子供たちは介護の世界なんて全くといっていいほど、知らないですよね。
親の影響ですよね?
私の知人にも、子供から、
と言われた、笑うに笑えない人もいました。
まぁ、この業界はありえないコトがいっぱい起きています。
いくら相手が子供とはいえ、一生懸命働いている人に
「カッコ悪いからその仕事辞めろ。」
なんて言わせてしまうこの日本の差別意識やイメージ戦略はどうなんでしょうね?そりゃ介護業界の労働人口は増えませんよね?
正直、これだけの要因が揃ってしまって、
と思わないほうがおかしくないですか?
だから、「恥ずかしい」と思っても、何もおかしいことはありません。
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思わなくていい方法
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思わなくていい方法としては、上記の「旦那が介護職で恥ずかしい」と思わせてしまう理由を一つでも取り除いていくことです。
一番手っ取り早いのが「収入」でしょうね。
まずは「旦那が介護職で恥ずかしい」と感じるリアル介護業界の認識から
「旦那が介護職で恥ずかしい」と悩むのは、
と思っているからです。
まずは、もっと旦那さんが働く介護業界をリアルに感じて、
と自分の中で腑に落としましょう。
旦那を高い給料の事業所へ『転職』させましょう
事業所によれば、処遇改善手当もしっかりと介護士に反映している健全な事業所もあります。
そして、事業所によって給料の格差は結構あったりします。
ボーナスも、人事考課制度のところや、ボーナス自体がない事業所、年間1ヵ月分しかない所や、年間5ヵ月分支給している所までと大きな開きがあります。
未だに年収が200万円~300万円のところもあるようですが、慎重に選べば年収400万円を超えるようなところもよくあります。
旦那を『出世』させましょう
介護業界は比較的、出世がしやすいです。
役職者でも簡単に辞めていっちゃいますからね。いきなり役職者ポストが回ってくることもあります。
もちろん、前任者が続かないポストがいきなり回ってくるその分、超大変です。
しかし、介護リーダーや介護主任になれば、年収も500万は超えてくるような人も多いでしょう。
旦那に『副業』をさせましょう
今は副業当たり前の時代です。ただでさえ収入の少ない介護士ですから、「副業は当たり前」の精神でいてもらいましょう。
そうして、せめて収入の悩みだけでも打ち消すことが最善策でしょう。
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思うのはおかしいの?|まとめ
「旦那が介護職で恥ずかしい」と思うのはおかしいの?の疑問については、
全くおかしくない
という結論でした。
むしろ、もっと声高に言ってもいいほどです。
なぜなら、介護士男性に今の現状で我慢させてはいけないという事です。
「旦那が介護職で恥ずかしい」と言われるような現状で我慢させてはいけないということです。
介護士の奉仕精神に頼ってばかりだから、介護士の労働人口も増えないのです。
良い意味で、介護士当事者も周囲も、介護の仕事に偏見を持ってののしるのもいいのかもしれませんね。