アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ!介護士は必須のスキル!
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質問者
「アンガーマネジメントの6秒ルールって知ってはいるんですが、6秒も待てないことがあるんです。」

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「確かに頭に血が上っている時は難しいのぉ。そんな時は、こんな方法もあるようじゃよ。」

アンガーマネジメントの6秒ルールって最近特によく聞きますが、実際のところカッときてから「6秒間待つ」って難しいですよね?

私もアンガーマネジメントのスキルを知っていても、この6秒間にも相手から容赦なく罵倒を浴びせ続けられた時、感情を抑えられなかったこともあります。

だからこそ、この記事では、私が介護の場面でも実践している効果的なアンガーマネジメントの方法をお話したいと思います。

アンガーマネジメントの6秒ルールは知っているけど、6秒待つ自信のない人には有効だと思われますよ。

この記事で得られる情報

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ!

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アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ!

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ!

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ①|リリース

「リリース」とは、「解放する」や「自由にする」などの意味で使われます。

まさに字のとおりなのですが、私は怒りが極限にまで達してしまったら、

まずその場から離れる

ようにしています。すると、

✅目の前に怒りの対象人物はいない

✅違う空気が吸える

✅違う事象や声などが耳に入る

などの要因により、気持ちが少し落ち着くようになります。

この間に6秒なんてすぐ過ぎますしね。

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ②|ベクトルそらし

介護場面では、上で紹介した「その場から離れる」という事がどうしてもデキない場面がありますよね。

そんな場合に、もし怒りの感情がこみ上げてしまったら・・・。

こんな場面なんて介護を長年やっていたら、きっと一度や二度はありますよね?

そんな場合は、もちろん対象となる利用者さんに危害は加えられませんから、

怒りの矛先を変えて放つ

怒りのベクトルをそらす

ようにしています。

具体的には、天井を向いて

「あぁあぁあぁ~!!!」

などと声を放つと、やはり感情って逃げていくんです。

怒りの感情を解放してやらなくてはいけません。

利用者さんの前での行為としては、決して良い行為とは言えません。

しかし、利用者さんに直接危害を加えてしまう事よりはよっぽどマシです。

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ③|フェイク

「フェイク」とは、

「フェイクニュース!」

のフェイクです。

「うそ」とか「ごまかし」などの意味です。

私は日頃からのアンガーマネジメントで

「演じる」

という事を意識してやっています。

 

こんな光景を見たコトがないでしょうか?

普段は全くといっていいほど、意思疎通が出来ず、手を焼いてしまう認知症の利用者さんが、

「こっちから出れば帰れるのね?」

「よいしょ、あれドア開かないわ。」

そこに別の認知症の利用者さんも徘徊してこられ、

「ここから出るのね?早く帰ってご飯作らなきゃ。」

「よいしょ、あれ?ドア開かないわ。」

そして、

「あなたも帰るのね?よし、一緒に帰りましょう!」

と結託し始めるのです(;^ω^)

両者とも、職員との会話であれ、利用者同士の会話であれ、理屈での会話は全く通じないのですよ。

でも、感情は共鳴するのです。

 

こんな光景を見てヒントを得たのが、

「演じる」

なのです。

たとえ、認知症老人と意思疎通を図れなくても、職員側が

✅ある人物をマネて演じる

✅ある芸能人をマネて演じる

✅認知症老人をマネて演じる

をしているだけで、認知症老人の感情も穏やかになったりします。

職員側も自分じゃない誰かを演じているだけだから、ダイレクトに感情を揺さぶられなくて済みます

良い意味で、

相手をごまかし、自分もごまかす

んです。

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アンガーマネジメントがなぜ介護士には必須のスキルなのか?

アンガーマネジメントがなぜ介護士には必須のスキルなのか?

アンガーマネジメントが介護士に必須な理由|強烈な介護場面

介護って本当に実際にやってみないとわからないコトだらけですよね?

色々な介護場面で、強烈に感情を揺さぶられることなんて多々あるわけです。

介護中に感情を揺さぶられる一例

✅大便がいっぱいついている手で掴んでこられる

✅10秒おきに同じことを繰り返し訴えてくるエンドレス訴え

✅容赦なく女性介護士の胸やお尻をさわってくる男性利用者

✅歯形がくっきり残り、皮膚が腫れあがるくらいに噛みつかれる

こんなところが代表格でしょうか?

私が個人的に感情をかなり揺さぶられたのが、

わたし
「口の中に含んでいたお茶をワザと力いっぱい私の顔に吹きかけて、その後ニヤリと笑っていた。」

という老人でした。

もう、さすがに理性が吹っ飛びそうでした。

人から殴る蹴るの暴行を受けたことはありますので、そんなことは想定内で感情をコントロールできる自信がありますが、顔面シャワーは全くの想定外でした。

すぐさまその場から離れましたね。リリースです。

なぜ介護士にアンガーマネジメントが必須なのか?

こういった強烈な介護場面があるということですね。

アンガーマネジメントが介護士に必須な理由|介護業界事情

介護・福祉の業界って、なにかあるとすぐに叩かれますよね?

明らかに質の低い虐待などの場合は徹底的に叩くべきだと私も思います。

しかし、介護業界はやはり、

過度なイメージ誤認

があると思います。

先に書きましたように、

介護中に感情を揺さぶられる一例

✅大便がいっぱいついている手で掴んでこられる

✅10秒おきに同じことを繰り返し訴えてくるエンドレス訴え

✅容赦なく女性介護士の胸やお尻をさわってくる男性利用者

✅歯形がくっきり残り、皮膚が腫れあがるくらいに噛みつかれる

といった行為がある人たちを一生懸命介護している人たちに、

「相手は弱者なんだから、そんな行為をされるのは、介護の仕方が悪いんだ。」

などと言えますでしょうか?

介護業界の人手不足を悩むなら、こういった

老人が完全なる弱者だと思われている福祉イメージの誤認

は見直した方が良いと思われます。

だから、利用者ではなく、社会から殺されるのが介護士なんです。

その為にも、「虐待」などと言って社会から罵られない為に、アンガーマネジメントのスキルが必要な理由がわかっていただけると思います。

アンガーマネジメントが介護士に必須な理由|介護は「10K」業界

介護は「3K」ならぬ「10K」だと言われる節もあります。

なにせ職員の離職率がハンパなく、常に人手不足の状態が蔓延しています。

そんな業界だからこそ、アンガーマネジメントは介護士にとって必須だということは容易に想像できますよね。

イラっとしたら6秒間我慢するアンガーマネジメントは有効か?

イラっとしたら6秒間我慢するアンガーマネジメントは有効か?

アンガーマネジメントの6秒ルールの根拠は?

感情と理性にはタイムラグがあり、理性が戻ってくるまでの時間が約6秒間は必要であるという話です。

だから、6秒間耐えしのがないといけないわけですね。

しかし、私の例のように、6秒間の間もずっと罵倒し続けられたらどうしようもないですよね。

その為にこの記事を書きました。

イラっとしたら6秒間我慢するアンガーマネジメントは有効か?

はい、有効です。

感情はやはり時間と共に落ち着いてきますから。

ただ、その6秒間をどう過ごすかを工夫していく必要はありますね。

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザはどう使う?

ここで紹介した3つのワザは、理性が戻ってくるまでの6秒間をやり過ごすテクニックの一例です。

先述した、❶リリースと❷ベクトルそらしは、応急処置ですが、❸フェイクは、日ごろから使えるものです。

私の中では「フェイク」はかなり重宝しています。

志村けんさんが

「自分はシャイだからかぶり物をする。かぶり物をすると恥ずかしくない」

といったようなことを言っておられたのを思い出します。

演じると、感情が逃げるのです。

アンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザ!|まとめ

この記事でご紹介したアンガーマネジメントの6秒ルールより強力な3つのワザは

❶リリース

❷ベクトルそらし

❸フェイク

でした。

そして、こういったテクニックが介護業界においては、特に必須であることがご理解いただけたと思います。

最近パワハラ防止法なども出来てきました。

介護業界に限らず、自身の人間関係を破綻させてしまわないためにも、感情コントロールは社会人の1つの必須スキルとして、学んでいきましょう。

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